【秋の企画展】末廣吉成 蔵書票展
【秋の企画展】
末廣吉成 蔵書票展
2025. 9/13 sat ~ 11/24 mon
【 展示会場 】 風の博物館1階 企画展示室

末廣吉成さんは、千葉県在住の蔵書票作家です。
2007年から2017年まで日本書票協会理事・編集長を勤めておられました。
蔵書票は「書票」とも呼ばれ、書籍表紙の見返し部分に貼る
「この本は〇〇のものである」と、所有者を明示する小紙片のことです。
多くは版画で作られ、図柄とともに必ず「〇〇蔵書」や「Ex Libris」と入っており、
その美しさから「紙の宝石」といわれています。
ぜひこの機会に、末廣さんの作る小さな芸術品「蔵書票」の世界をお楽しみください。
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末廣吉成さんの自票

『カメラきちがい』
制作年/1996 サイズ/90㎜×70㎜
蔵書票との出会い
| 1993年 |
勤めていた会社の早期定年退職、これからの人生で何かをしたいと考えた。そこで目についたのが「新孔版画協会」(理想科学工業株式会社のPR団体)の、「プリントゴッコで簡単に版画が制作できる」という謳い文句だった。 |
| 1994年 |
入会した新孔版画協会が開催したセミナーで樋田尚人氏が蔵書票について説明された。このセミナーで初めて“蔵書票”なるものの存在を知り、その魅力にはまり、蔵書票の団体「蔵書票ジャーナル」に入会。 |
| 1995年 |
プリントゴッコで蔵書票制作を開始した。(新孔版画協会は、2004年頃に退会) |
| 1997年 |
日本書票協会に入会。 |
| 1998年 |
「はんの会」に入会 伝統的な孔版画方式による版画制作を始める。 |
| 2007年 |
日本書票協会 理事・編集長就任 |
| 2016年 |
1月 東京・上野の湯島天宮で蔵書票500点の制作達成を祈願。 |
| 2017年 |
理事・編集長退任 |
| 2019年 |
3月までに474点を制作。 |
| 2020年 |
東京オリンピック開催時点で500点の制作を達成したい!!※今まで制作した474点の中で自票以外が300点余り |
| 2022年 |
蔵書票制作数520点達成! |
| 2025年 |
風の博物館・歌麿館 「末廣吉成 蔵書票展」開催会期:2025年 9月13日 (土) ~ 11月24日 (祝:月) |
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展示の一部をご紹介

「ラ・マンチャの男」
制作年/1999年 サイズ/105㎜×75㎜

「どんぐりと山猫(宮沢賢治)」
制作年/2002年 サイズ/100㎜×70㎜

「夏目漱石 吾輩は猫である」
制作年/2016年 サイズ/102㎜×80㎜

第16回 版画絵はがきコンテスト/一般の部 「山田きよ賞」受賞
「節分の日のダイヤモンド富士」
制作年/2017年 サイズ/136㎜×88㎜
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《お問い合わせ》
風の博物館・歌麿館 (0893) 34-2181



