[常設展]昭和51(1976)年、一枚の版木が寄贈された瞬間から私たちと歌麿、そして浮世絵との物語がはじまりました。約5千あまりの作品を発表している歌麿。印刷の原版である「版木」は、作品数の何倍もの数が当時造られたはずですが、現存が確認されている歌麿の版木は、世界中で4枚に過ぎません。そのうち2枚が大洲市肱川町で発見され、歌麿館に展示されているのです。
想えば、この2枚の版木が、作成された江戸を離れ、どんな経緯で肱川町へ辿りついたか・・・、そこにはまだまだ多くの謎が残されています。世界に誇ることの出来る歌麿版画を現代に甦らせ、町の宝として永久に保存するとともに、日本の素晴らしい文化を広く公開しています。 歌麿館には、浮世絵の発達段階や歴史を、パネルで紹介しています。また、歌麿をプロデュースし世に出した蔦屋重三郎の店『蔦屋耕書堂』を復元し、浮世絵の販売されていた様子を再現。「狐釣之図」の復元を例に浮世絵の制作の工程について紹介しています。また、彫りや摺りに使用する道具も展示しています。 [企画展] 随時開催しており、歌麿はもちろんほかの様々な浮世絵師の復刻版やオリジナルなどの作品を展示しております。展示や企画展についての詳しいことはトップページの企画展カテゴリよりご確認下さい。 |
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